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◆紅葉十美景

秋の京都満喫に加え、香嵐渓、奈良も、
ついでにチョコッと大阪も♪
そういう一面贅沢な旅行に出かけました。
紅葉は何処も絶景の嵐、大変な混雑でした。


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紅葉満喫!香嵐渓♪

豊橋で新幹線を下車し、
お稲荷さんで有名な豊川インタ-で
東名高速に上がって、30km程のり、
さらに豊田ジャンクションで
東海環状に乗り換え、
豊田勘八インタ-で降りて、
国道153を10kmあまり東進といえば、
・・・・
紅葉狩りで有名な香嵐渓です。
初めて行きました。


全景です。
川の上流に赤い橋が見えます。
大勢の人が渡っています。

場所は豊田市足助町(あすけ)。
歴史的には、1634年に当地の香積寺の和尚が、
巴川から香積寺に至る参道に、
カエデなどを植えたのが始まりとされます。
その後地域で沢山の楓が植え足されて
現在の姿になっているそうです。
京都の渡月橋に対抗したのか?
香嵐渓のシンボル=待月橋(たいげつきょう)
と命名されたのが昭和28年(1953年)。
現在の橋は昨年にできたもの。
橋床下部がコンクリ-トで趣に欠けますね。

巴川の水面に映る紅葉もなかなか素敵でした。
最初は防寒上着を着ていましたが
そのうち脱いであちらこちらで
絶景背景にひたすら写真撮影ばかり。


黄赤の重なりがまばゆいばかりでした。



琵琶の湖のほとり♪

香嵐渓を堪能した後、
ひたすら京都を目指してバスは走りました。
途中暗くなってから、伊吹山の脇を抜けて、
琵琶湖へ出て、大津を回り
今度は琵琶湖西部を北上です。
日吉大社、琵琶湖大橋などを越えて、
まだまだ走りました。
ようやく着いたのは、琵琶湖の西部、
しかもかなり北の白浜です。
ここから後すこし北上して、
やや内陸に入ると、知る人ぞ知る
柘榴石の露頭があるのですが・・・。

朝まだ日の出前に起床し、
松林を抜けて湖岸に出ますと、
花崗岩風化のマサが混じったような
白い砂浜に出ました。
空気がおいしく、すがすがしい朝です。
遠く湖面に浮かんでいるのは、
多分竹生島でしょうか。



しばらく風景を楽しんでいたら、
いよいよご来光です。
神様は朝な夕なに、
どこでも絶景を見せてくれていたんだと
いまさらながらに思いました。



さて、今日(11/22)は京都紅葉三昧!
思ったとおり、大混雑でした。



東福寺:通天橋そして絶景♪

京都の最初は、通天橋で有名な東福寺。
東大寺と興福寺から一字ずつという
ありがたい名前のお寺です。
境内は京都でもかなり広い
大寺なのですが、
なんせ通天橋からの紅葉見物は
全国的に有名。
人が多くて、とても制限時間内に
多くを見ることはできません。
人並にもまれながらながれるだけです。
通天橋の下にもう一つ橋があり、
まずその橋を渡って、
それからのぼり、
通天橋を通り、降りてくる。
そんな四角いコ-スを
通るのが関山でした。


朝の時間帯でこんなに
押し寄せているのですからね。
橋が落ちるではと、
要らぬ心配をしてしまいました。



通天橋から下にある、
最初に渡った橋を見ている場面です。


通天橋をようやく通り、
右手を降りていくと、
先ほど通天橋から見た紅葉の中に入ります。
中は感動的に美しい世界でした♪






清水寺:紅葉輝く♪

東福寺の次に訪れたのが清水寺。
ここも春秋共に有名な京都の顔ですね。
下手な講釈は不要でしょう。


舞台から見た、塔のある風景です。
すこしもやでかすんでいます。


舞台から降りて、三重塔の前で撮影。



茶店「六花亭」の近くで撮影。
紅葉が輝いていました。






琵琶湖疎水記念館♪


清水寺から南禅寺へ向かう車窓の風景。
琵琶湖疎水と並んで走ります。
この噴水の風景は疎水記念館。
・・・
明治の時代、
技術も資材も人材も少ない環境で
気概に満ちた優秀な若者が、
世界に誇る大工事を成し遂げた記念です。
これもひとつの「地上の星」ですね。
・・・
バスはもうすぐ南禅寺。
2年ぶりです。




南禅寺:燃える山門♪


湯豆腐屋さんを通過して、
南禅寺の門をくぐり、
有名な山門も通って振り返った写真です。
あたりはまさに燃えるような紅葉。
人人人でした。



もみじの永観堂♪

南禅寺のすぐ隣にあるのが、
「秋はもみじの永観堂」
で知られる永観堂です。

正式には禅林寺といい、
西暦863年の創建です。
最初は真言密教の道場でしたが、
平安時代に高名な永観律師が
浄土念仏を唱えて専修念仏道場となり、
永観堂と呼ばれるようになったそうです。
「見返り阿弥陀」でも知られていますね。
今回は時間がなくて、
無料の入り口近辺を見ただけでした。


この写真は有料の場所を撮影したものです。
見返り阿弥陀さんは、後日に撮っておき、
哲学の道に急ぎました。




ウォ-キングだよ哲学の道♪

2年ほど前に歩いた道です。
当時はちょうど逆コ-スでした。
銀閣から南禅寺まで、
かなり足がへばった記憶があります。


銀閣へ向かう方向です。


こちらは南禅寺に戻る方向です。
水面に映る秋色が綺麗です。


おかげさまで天気にも恵まれ、
紅葉も楽しめました。
でも人通りが多くて、時間もなくて、
哲学する余裕はなかったですね。
いつかユックリ歩いて見たいです。




こま犬?こまねずみ?♪


大豊神社(おおとよじんじゃ)通称、
ねずみ神社は、哲学の道から
すこし入ったところにあります。
道半ばでトイレに行きたくなり、
神社にはあるかもという下賎な思いで
立ち寄りました。

この大豊神社は、西暦887年に創建された
古い神社です。
狛犬ならぬ独楽鼠で有名だそうです。
なんでも大国主命がスサノオに
焼き殺されそうに成ったときに
ねずみに助けられたのが因縁とか。

相棒の干支もねずみなので
ちょうど良かったです。
他に来ている見知らぬ方々も、
ねずみ年だからきましたと
おっしゃっていました。
ご利益があると良いですね。



生栗八橋と黒ゴマソフト♪

オット書き忘れです。
秋の十美景の続きです。
・・・・
哲学の道終点で、
相棒がトイレに行っている間に、
生八橋の試食。
別の場所でおいしかったので、
「栗はないのですか?」と聞くと、
「あるけれど、高いので、
栗だけは試食用はないんです、
でも特別にお客さんのために一つ、
まるまま試食に提供しましょう。」
というありがたいお話。
食べると、美味な栗が一つそのまま
入ってるではありませんか。
結局、
ミイラ取りがミイラになったことは
言うまでもありません。
荷物が増えてしまいました。

その後、
バスのある駐車場まで戻る間に
黒ゴマソフトを発見。
くたびれると甘いものが欲しくなる
悪いパタ-ンが出てきたようです。
いただいてみました。
残念ながらこれはソフトには
どうも合わなかったようです。
何事も体験ですね(^^)。





嵐山:渡月橋から♪

銀閣寺周辺よりバスで嵐山まで
なんと2時間弱かかりました。
怖ろしい大渋滞です。
日本全国から京都の紅葉を見に
押し寄せてきているのがわかります。
私もその一人です。


渡月橋の上から桂側上流を眺めると、
川面には手漕ぎのボ-トが沢山浮いていました。
一見寒そうな景色ですが、
よく見ると熱々カップルがご乗船です。
ダウンで完全防寒の私とは大違い。
・・・・
山を見ると多色のパレット状態ですね。


天龍寺に行く通りには、
人人人のごった返し状態。
右にはちんちん電車の嵐山駅が、
左には美空ひばり座が、
いや右には本家の八橋さんが、
内田の漬物屋さんが、
左にはコロッケ屋さんが、
・・・・
目移りばかりです。
・・・・
もっと、ズット先の左に
天龍寺があります。
嵯峨野も自由散策との話でしたが、
実際にはとても無理。










ユニバ-サルスタジオ・ジャパン♪

嵐山自由散策では、
天龍寺まで行きました。
天龍寺では自分達が写った写真しか
撮っていなかったため、
写真は無しです。
例によって有料区域には
足を踏み入れておりませんので、
あの有名な池と庭や竜の絵はお預け。

その後、大阪のユニバ-サルスタジオ・
ジャパンのすぐ近くにある、
タワ-ホテルに向かいました。
これも大渋滞に巻き込まれ、
2時間近く余計にかかりました。
おかげでおなかぺこぺこ状態。

ホテルの夕食をたのんでいなく、
近くのシテイウオ-クを探して
中華バイキングで満たしました。
食後の散歩でUSJの入り口を撮影です。
なんと撮影直後に電気が消えました。



39階の朝食♪

夜は展望大浴場がなんと38階。
ユニ浸かっている間も、ゆら~りと
揺れているような変な感じ、
高所恐怖症には不向きでした。

朝、相棒にせかされ、
しかたなく39階レストランでの朝食。
幸い窓際ではありませんでした。
朝もバイキングで、おなかに詰め込んで
奈良へ出発です。
39階からの眺望はなかなか絶景。
外国に来たような雰囲気でした。



談山神社の13重の塔♪

大阪から香芝を通って、
天理の脇を走り、
山辺の道の近くも通り、
山の中を登ってたどり着きました。
付近の山々を談山とも、
多武峰(とうのみね)とも
言うそうです。


ここの紅葉もまたすばらしい限りです。
十三重の塔も今回
初めて見ましたが凄いですね。
どうしてこのようなものを
作ったのでしょう?
という事でちょっと調べてみました。
リンクをご覧ください。
早い話が、
お墓の上に立てた塔婆なんですね。
しかも、12重分しか唐から
材料を持ってこなかったのが、
残り1重分は、雷鳴と共に唐から
飛んできたというのです。
いろんないわれがあるものですね。
この13重の塔、去年の今頃、
修理が終わって落慶したとの事。


境内の紅葉も見事でした。



花の長谷寺の階段の石♪

続いて長谷寺へ向かいます。
昨年の春に、桜見物で来ました。
ちょっと懐かしいです。
このあたりは三輪そうめんの産地。
参道ではそうめん、草もち、
柿の葉寿司、雑穀米など、
おいしそうな名物が
沢山売っていました。

例の長い階段を登っていくのですが、
前回、花崗岩だと思っていた石。
良く見ると、黒い粒子が一方向に
長く見えます。他の石もそうです。
片麻岩かもしれませんね。
後で調べてみると、この一帯は
変成岩が露出しているようです。
なんせご存知中央構造線が
近くを通っているのです。




法螺貝と長唄披露♪

長い石段を登って、上に出たら、
法螺貝を持って櫓の上に僧侶が
あがっていくではありませんか?
時刻はちょうど12時。
なるほど、正午のチャイムの代わりです。


本堂の中に入っていくと、
今度は三味線と長唄が披露されていました。
なかなかいい雰囲気です。



外に出て、
舞台から下界を見下ろしました。
今度いつこれるかな?
それとも、これが最後かな?




室生寺の五重の塔♪


奈良時代末期に、
後の桓武天皇の病気平癒祈願を
当地室生で行い、卓効があった事から
朝廷の命により建立されたのが、
この室生寺だそうです。
一番古い建物である五重塔が
ほぼ西暦800年で、
法隆寺の五重塔の次に古いそうです。

1998年に台風によりこの国宝の
五重塔が一部損壊しました。
テレビのニュ-スで見て、
室生寺という名前を
そのときに初めて知りました。
魅力的なお寺だと思いました。
それからはや10年、
ようやくここに来ました。




千枚の紅葉、1枚の虹葉♪

この室生寺は江戸時代に真言宗となり、
本家の高野山が女人禁制に対し、
女性入山が許されていたことから、
女人高野とも言われています。

入り口には、大きな門柱のような石碑に
「女人高野」と彫られていました。

なるほど、落ち着いた侘びさびに満ちて、
花、紅葉、雪が似合う、
しっとり日本女性の雰囲気がありますね。

今の季節、紅葉を見ても、
女性的な景色がそこかしこに見えます。


まるで昨年の池袋展で入手した
ブラジル産モスアゲ-トのような、
千の葉が折り重なってできる芸術作品です。


こちらは、たった一枚、
人の靴に踏まれて砂がついた状態でも、
この微妙な色の変化、
これだって芸術的ですよね!


紅葉とモスアゲ-ト♪



こちらがブラジル産モスアゲ-トです。


こちらがつい先日載せました室生寺の紅葉です。

雰囲気が似ているでしょう。

それにしてもどうしてこのように赤、黄色、橙という色に葉は変化するのでしょうか?そのヒミツが下記リンクにあります。
紅葉と黄葉の原理
をご参照ください。
先日載せた一枚の紅葉には、クロロフィルの緑と、カルチノイドの黄色とアントシアニンの赤が全部見えていたわけですね。




モンブランソフトと味噌カツ幕の内♪

室生寺を最後にバスは一路、
JR名古屋駅へ向かいます。


途中亀山市近郊の道の駅でトイレ休憩。
出すものを出して、
すっきりして出てきたら、
地元のホ-ムセンタ-で
食べ損ねたモンブランソフトが
売ってるではあ~りませんか。
誘惑に勝てず、
なかなか美味ですな~(^^)
秋は栗に限りますな。
八橋もモンブランも(^^)


名古屋駅で調達したのが、
この味噌カツ幕の内弁当。
やはり名古屋はこれでしょうか。
夕食のこの弁当を食べながら、
今回の旅思い起こせば、

香嵐渓、東福寺、清水寺、南禅寺、永観堂、
嵐山、天龍寺、談山神社、長谷寺、室生寺、
楽しい「紅葉十美景の旅」でした。





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